知っておこう
皆さんは「避難行動要支援者」をご存知でしょうか?
災害時において、高齢者、障害者、乳幼児、妊産婦、外国人その他の特に配慮を要する方を「要配慮者」と言いますが、そのうち自ら避難することが困難な方で、避難に支援を要する方を「避難行動要支援者」と言います。
要配慮者の方たちが安心して暮らせるためのポイント
①「要配慮者の身になって防災環境の点検を」
避難経路は車椅子で通れるようになっているか、放置自転車などの障害物はないか、耳や目の不自由な人、外国人への避難指示の伝達方法はあるかなど要配慮者に対応した環境づくりをしましょう。
②「避難するときはしっかり誘導する」
災害時に避難するときは、お年寄りや乳幼児の手をつなぐ、背負うなどしてしっかり保護します。特に「避難行動要支援者」については、避難支援を行う者や避難先等の情報を記載した「個別避難計画」を作成しておきましょう。
②「困ったときこそ温かい気持ちで」
災害時の混乱や被害が大きいほど、誰もが殺伐とした気持ちになりがちです。しかし、そんな非常時だからこそ、困っている人や要配慮者に対して温かい思いやりを持ちましょう。
いざという時に備えて要配慮者の避難支援に取り組みましょう
● 要配慮者への日常的な声かけ、地域コミュニティ活動への積極的な参加など、地域において要 配慮者と平常時から積極的にコミュニケーションを図る。
● 要配慮者が早めに避難できるよう、確実に災害などの情報が伝わる体制を整備する。
● 市町では、「避難行動要支援者名簿」を作成し、個別避難計画の策定を進めています。
● 策定した「個別避難計画」をもとに、当事者と支援者が参加して避難訓練を行い、必要に応じて計画の見直しを行う。
要配慮者を救うのは「地域の力」です。
「自分たちの地域は、自分たちで守る」という気持ちで、地域の人々がお互いに協力して
防災活動に取り組む「共助」が大切です。